屋根修理の基礎知識 ~雨漏りの原因とセルフチェック

雨漏りは生活の快適さを損なうだけのトラブルではありません。放置すると住まいそのものにダメージを与え、カビの発生などで家族の健康被害にもつながるものです。雨漏りの原因には、さまざまなケースが考えられます。

こちらでは、滋賀県草津市を拠点に近江地域で屋根修理・外壁塗装を手がけている「株式会社トラストホーム」が、雨漏りの具体的な原因と、屋根の劣化具合のセルフチェックについてご説明します。

雨漏りはなぜ起こる?

雨漏りは、古い住宅でも新築の住宅でも起こりうるトラブルです。現在新築住宅には10年の瑕疵(かし)保証が義務付けられていますが、その保証制度が適用されている事故のうち約8割が雨漏りに対するものだとされています。新築の雨漏りと古い家での雨漏りとでは、多少原因が異なります。

新築の雨漏り 古い家の雨漏り
外壁開口部(窓・換気口、エアコン配管口)シーリングなどの施工が不十分で、その隙間から雨水が浸入する雨漏り 屋根材の劣化・破損やズレ、さらにその下に設置されている防水シートの劣化や結露による雨漏り

このように新しい家では、施工時のミスやシーリング等の早い劣化などによって雨漏りが起こるのに対し、古い家では屋根材(瓦)の劣化・破損、ズレなどが原因で、防水シートがむき出しになり、また防水シートの劣化が進行することでさらに悪化していくことがわかります。

屋根材の耐用年数

粘土系瓦 スレート瓦(窯業系) 金属系瓦 セメント瓦
耐用年数:20~30年 耐用年数:10~15年 耐用年数:20~30年
※素材や加工による
耐用年数:10~20年

屋根材の耐用年数は比較的長いものですが、何らかの刺激・衝撃によって破損が起こったり、劣化が進みやすくなったりします。早めに変化に気づいて、しっかり対策することが肝心です。

なお、防水シートはその設置構造上、寿命が長く、経年劣化で交換するといった例はほとんどありません。ただし、むき出しになった場合は耐久性が著しく損なわれますので劣化が進むのが早くなります。こうなると瓦や塗装での修理だけでは雨漏りは解消されないため、防水シートそのものの交換が必要となります。

屋根の状態をセルフチェック!

雨漏りのトラブルが起こったときに、はしごなどを使って屋根に上ることは非常に危険です。無理をせず屋根の専門家へ相談するようにしましょう。ここでは、屋根の状態を屋根に上がることなく、下から見える範囲でできる点検ポイントをご紹介します。

お宅の屋根は大丈夫? こんな症状があれば専門家にご相談を

瓦屋根の場合


  • 築20年以上で屋根修理も葺き替えもしていない
  • 瓦が割れている
  • 瓦がずれている
  • 瓦に変色しているところがある
  • 瓦をつなぐ漆喰(しっくい)が壊れている

スレート屋根の場合


  • 築5年以上メンテナンスしていない
  • 屋根材がなく下地が見えている
  • 広く塗装が剥がれている
  • ヒビ割れがある
  • 釘の抜けがある
  • 波打ち、浮きがある
  • 変色、コケやカビが見える

金属屋根の場合


  • 築10年以上メンテナンスしていない
  • サビや塗装の剥がれがある
  • 波打ち・浮きがある
  • 変色している
  • チョーキングがある
  • 雨天強風時に金属音がする
  • 釘がないところがある

その他の症状


  • 雨漏りしている箇所がはっきり確認できる
  • 雨どいが詰まり、雨のときに水が溢れている
  • 天井裏に動物が浸入しているように思う
  • 今まで屋根の点検すらしたことがない
  • 土葺きの屋根で地震対策をしたい
  • 屋根工事の勧誘が増えた
お部屋の中でできる雨漏りチェック

見た目


  • 天井やクロスに浮きがある
  • 天井や壁にシミがある
  • 押し入れ・クローゼット・天井戸棚にカビが生えている
  • 家の中にシロアリがいる
  • 壁の一部または広範囲に変色がある
  • サッシや窓台などに水が溜まっていることがある

臭い


  • 水を使うところではないのに、カビの臭いがするところがある
  • 木材の臭いがきつくなった場所がある
  • 家の中がカビ臭い、湿っぽい


  • 床や家のきしみがひどくなった
  • 屋根裏から雨音が聞こえる

トラストホームは屋根修理のプロフェッショナル集団です。気になる症状があれば、お早めにご相談ください。現地調査・お見積もりは無料です。しつこい営業はいたしませんので、お気軽にお問い合わせください。

 

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